ロシアウクライナ戦争に対して西側G7が化している経済制裁について話し合われている内容が中国で報道されていますが、中国側の報道を見る限り西側はある意味二枚舌のような貿易の仕組みをつくっているというような説明を書いています。
つまり経済制裁はしていると言いながらもエネルギーはロシアやウクライナを経由して購入しているというのはこれは矛盾があるのではないかということを説明しているのですが、確かにこれでは経済制裁にならないというのかやる意味があるのかっていうところがあるのかもしれません。
あと中国に対して国際決済を制限かけるのではないかという噂がそのために大手銀行から中国の中小企業にロシアとの貿易の決済を切り替えているというニュースがありますが、このことに関しても西側諸国としては直ちに中小の銀行に対して国際決済にブレーキをかけることはないような報道もあります。
このようなニュースが今流れています。非常に困惑しているのかなと思いますが、現状はどうなんでしょうか。これは西側の方ではなく中国国内からの報道となります日本ではこんな報道は基本的にされません。
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中露貿易を制限するため、G7は中国の小規模銀行に警告したい?専門家:西側諸国は「非常に不安な」状態に陥っている
:2024-06-12 08:50
13日からイタリアで主要7カ国(G7)首脳会議が開催される。
ロイター通信は9日、この問題に詳しい関係者の話として、米当局者らはG7が中国の小規模銀行に対し新たな厳しい警告を発し、「ロシアによる西側の制裁回避への支援をやめるよう」求めることを期待していると伝えた。
報道によると、G7首脳らは非公開会合で中露貿易の継続的発展がロシア・ウクライナ紛争に与える影響を重点的に議論し、対応策を協議するとみられる。
ロイター通信が関係者の話として伝えたところによると、G7サミットでは中国の小規模銀行が焦点となり、警告声明の具体的な形式や内容についてはまだ協議中だという。
しかし、関係者らが明らかにしたところによると、G7首脳は中国の銀行に対し、関連銀行のSWIFT(世界銀行間金融通信協会)国際決済システムの利用を制限したり、国際決済システムへのアクセスを遮断したりするなど、直ちに懲罰的措置を講じる予定はないという。
ジョー・バイデン米大統領は昨年末、ロシアによる西側制裁回避を支援するあらゆる金融機関に制裁を課すと脅す大統領令に署名した。
ロイター通信は、米国政府が金融および非金融目標を対象とした新たな制裁措置を発表するとの情報を引用し、半年以上にわたり関連行動を計画してきたと報じた。
こうした背景から、中国とロシアの正常な協力が米国によって再び中傷された。
米国の国際経済問題担当国家安全保障副大統領補佐官ダリップ・シン氏は、米国の超党派シンクタンク「新米国安全保障センター」に対し、G7首脳らが中国のロシアへの経済支援を非難することを期待していると述べた。
ロイター通信によると、最近、中国の大手銀行は制裁の可能性への懸念から、ロシアとの貿易に関わる国境を越えた支払いを段階的に減らしており、これにより一部の企業が金融サービスを国境の小規模銀行に移管しているという。
中国社会科学院ロシア・東欧・中央アジア研究所の張紅研究員は10日、中国とロシア間の貿易は全く正常であると述べた。
米国の扇動を受けて、G7は中露貿易の主力である中国の中小企業を制裁と警告によって脅迫し、ロシア市場から放棄させようとしたのが根本的な目的だった。
ロシアに対してより厳しい経済封じ込めを課し、ロシア経済を世界経済から切り離すことだ。
張紅氏は、これは西側諸国がロシアとウクライナの間の状況に関して非常に不安な状態に陥っていることを証明していると考えている。
張宏氏は同時に、米国は中国を経済的に抑制するという戦略目標も達成しようとしていると付け加えた。
現在、米国と欧州はロシアとの貿易を完全に放棄したわけではない。
米国は依然としてロシアから原子力発電所の燃料を輸入しており、欧州は依然としてロシアから石油と天然ガスを輸入している。
この場合、西側諸国は中国の金融機関に制裁を課したいと考えており、これは明らかな二重基準である。
中国外務省の毛寧報道官は以前、中国とロシア間の通常の貿易は枠を超え、WTOの規則と市場原理を遵守しており、第三者を標的にしていない、と強調した。
毛寧氏はまた、ロシアが輸入する武器の部品や軍需品の60%以上が米国や他の西側諸国から来ていると述べた。